土舘聡一
インターネットカジノ店で客に賭博をさせたとして、警視庁は店長の男(59)=東京都新宿区=と男性従業員(52)=豊島区=を常習賭博容疑で現行犯逮捕し、16日発表した。2人とも容疑を認めているという。
保安課によると、2人は14日、東京都台東区上野2丁目の雑居ビルに入るインターネットカジノ店「レインボー」で、40代~50代の男性客4人=賭博容疑で現行犯逮捕後、釈放=に海外カジノサイトのスロットゲームを使って賭博をさせていた疑いがある。
同店は手数料に当たる「テラ銭」を客から徴収しない代わりに、カジノに使われるポイントを専門業者などから正規より安く購入し、客に仕入れ値より高く販売することで利益を得ていた。客がカジノに負けてポイントを補充しようとするほどもうかる仕組みで、ポイントの販売額は昨年2月~今年6月の16カ月間で少なくとも約1億3400万円に上ったという。
会員数は約300人で、客の1日最大の勝ちは約50万円、負けは約60万円だった。(土舘聡一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル